「顔赤いよ」



そう言うと、

「え!!?」


と、さらに顔を赤くした。



「ごめ!暑いかも…」



「ええっ?そう?私はどちらかというと寒い…」


だって今春だし。



「そ、そうか?まあ、いいじゃん!」



私は不思議に思いながらも、もらったグレープサイダーを一口飲んだ。



「う~ん!おいしー!!」



このシュワッとした感覚!なんともいえない!!



「クス…。お前、いつもおいしそうに飲むよな」



わずかに吹き出した崎田が目を細めて私を見た。