何で私のため?



もしかして…私を驚かすために?



驚かすどころか、誰かもわからなかったし!!



「佐伯様ぁ~!!何でその女とばかり話すんですか~?こっちにきて一緒に話しましょう!!」



「そうそう!!不公平です!」



周りの女の子からの苦情に、私は呆れた。



そして、少しびっくりもした。



なんで雪兎がこんなにモテてるんだろう。



小学生の頃は、やんちゃで、みんなからうざがられてたのに。