「癒杏!ちょっと、本当に食べないの!?」



「…うん」



学校が終わり、家に帰ってそのままベットに倒れこんだ。



親がご飯を勧めてきたけど、私は断った。



とてもじゃないけど食べられる気分じゃない。



「…もうっ」



私は毛布に顔を埋めた。



じゃないと泣いてしまいそうだったから。



「もう…雪兎の恋応援するって決めたもんっ」



たとえあんな冷たいこと言われても。



雪兎に嫌いって言われたとしても。