身体が熱い。


どんどん熱が上昇していく。


う、嘘だよね…?



本当だったら…私…………



「冗談じゃねえよ。つーか癒杏、もうわかってんのかと思ってた」



「わ、わかるわけないでしょ?」



…やばい。


動揺して、声が裏返りそう。



「…じゃ、私はここで……」


怜奈はそう言って、視聴覚室を出て行った。