はじめに。



うちは3歳の時からお母さんがいないし。


バツ3の父とは実質5年間しか共に暮らしたことがない。


長い不倫の末結婚した三度目の母との結婚式では子供たちが祝辞を述べたが、
願いも虚しく父に恋人が出来、またしても離婚。



家族の知らぬうち父は借金を抱え、



とてもじゃないが目まぐるしい生活だった。




そんななか、私たち家族を支えたのは笑いである。


時に自虐的に

時に開き直り

一人がボケれば連携プレーでつなげ、

どんな苦行も皆で笑って済ませてしまうのである。


結果泥沼のような場面に陥っても、後で笑って語れるのであった。



笑える余裕をつくること、
笑わせる余裕をつくることが最も強いコミュニケーションツールであることは間違いないと思う。




すべての道はローマではなく笑いにつながっていると言っても過言ではないだろう。



理不尽で勝手、

だけど憎めない家族との暮らしを綴ってみたいと思います。


ゆずる。