月曜である今日の時間割は一週間の中で一番楽だ。


一時間目は教育原理という歴史。


二時間目は得意な水泳。


三時間目が空いて四時間目がクラス会を十五分やってから教養基礎というよくわからない授業だ。


あたしが前期に取ったスケジュールだと月曜は四時間目が終わったら帰れる。


そして今あたしは二時間目の水泳が終わり、一日の中で唯一楽しみの時間である昼休みを違う専攻の友達三人と一緒に過ごしていた。


その三人とはいつも事務室の前であるロビーの近くにある机で昼を取っていた。

今日の昼もそろそろ終わりそうだし三人と別れ図書館で四時間目まで時間を潰そうと思っていた。


そんな矢先に


あたしは事務室から風の如く颯爽と現れた担任に捕まった。

何の用ですかハゲ先生。今日も頭が素敵ですね。


そう心の中でしらけていたあたしは、数十分後…


担任を髪様もとい神様だと崇めるとは思いもしなかった。