「20位だったらAクラスだったのにぃ~」

「まーまー!同じBクラス同士、仲良くしようぜぃ!」

 落ち込むアサギの背中を、バシバシたたいて慰めるオリザ。
 つーか、コイツBクラスか。意外だな。Cクラスかと思ったのに。

「あ!今、意外だなって思ったでしょ委員長!」

 俺に向かって、ビシッと指を差すオリザ。

「お、するどいな」

「ひどいにゃ~。アタシだってやるときは、やるんだよ?」

「総合何位だったんだ?」

「40位!」

「ギリギリじゃねーか」

 などと、ダベっていると、授業開始5分前の予鈴が鳴った。