女の子の声だった。


「失礼します。」

「あ…」

小声で優也が言った。

見てみると入って来た女の子にビックリしてるようだった。

「どうしたの?」

「いや…」

同時に女の子が名前を言った。

「佐々木、美甘と言います。宜しくお願いします。」

「あ、このまま自己紹介してくれるかい?

皆と慣れるといいと思うから。」

ハイ。と言って自己紹介を始めた。

「えっと、好きな食べ物は名前の通りミカンです。

嫌いな食べ物は苺かな?赤が嫌いなもので…。

好きな色はオレンジですね。名前結構気に入ってるものなので…。

趣味は音楽鑑賞。特技は茶道です。」