しばらくたつと
私はやっと涙が止まった

「ごめんなさい」

稜哉から離れて
今の顔を見られないように
してぼそりとつぶやいた。

「いいえ。

 お嬢様の泣き顔も可愛かったですよ」

クスッと稜哉が笑うと
私に近づきまたキスをした

「私も元気の元をもらわせてもらいました。」

今日はキスされててもいいやぁと思って
反論しなかったら
稜哉は目をパチクリさせ

「今日は素直ですね」

フンッ。

でも稜哉はないたことには
触れないように
私を笑わせてくれる。

「ねぇ。

 今日は一緒に学校行ってくれる?」

「もちろんです。

 お嬢様の執事ですから」