とは返事したものの、そんなこといきなり言われたら、気にしない訳がない。


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「確か第一会議室だったっけ?」



『らしいな』




「てか聞いて、なんかあたしと愁が付き合ってるの?ってさっき聞かれたんだけど。んな訳ないに決まってんじゃんね~。女子はなんでも大袈裟に噂流したりするからさー、ホントそーいうの困るんだよー・・ね。」




そう言って愁を見た。




『だよな』






・・・あれ。なんか顔、赤くない?




「もしかして愁、体調悪い?」




『は?』



「なんかさっきから口数少ないし、もしかして熱とか?」




『・・別に、熱なんてねぇよ。』




「それ嘘でしょ、あたし分かるんだから。愁はいっつも小さいときから何でも無理すんの。それでいっつも体壊すの。だから無理なんかしないでよね、掃除だったらあたし一人でだってできるんだから」



『あのさぁ、一人で勝手に話進めんなよ。熱なんかねぇって』



「じゃぁ何でそんな顔赤いの」