「朱馬っ!!」

「お…七江!」

「ちょっと来てっ」

手首を引っ張り、強引に朱馬を学校から遠ざける。

てか何こいつ?

手首細っっ!!!?

男の癖して…っ!!

う、
羨ましいぃぃっ!!

因みに、この事であたしが全校の女性を敵に回したことは、言うまでもないだろう。

「…オイっι離せよ、七江!」

「…あッ、ごめん!!」

「たくっ…。どこまで行く気なんだよ?てか、ココ何処?」

「は…?何処って、」

そこまで言って口ごもる。

本当に…ココは何処なんだろう。

改めて、自分の周りを360度見渡して…

…血の気が引いた。

「…何処、なんだろう…」

「はぁぁ!?わかんねーで、連れて来たのかよ!!ι」

「………ごめん」

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