ペットボトルの水を、コップに入れ替え、校長先生に渡した。
「だ、大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫、で、です・・・ゴホッ!」
むせたらしい。
とりあえず、校長先生を、イスに座らせ、休ませた。
冷房が効いていたので、体力も戻るのが早かった。
「はぁ・・・すいませんね。では、話を聞かせてもらえますか?」
にっこりと笑った表情から、真剣な表情に切り替わった。
どうしても、真剣な顔をされると、緊張する。
怒られるのではないかと。
「・・・あれ、そう言えば・・・京ぴょん先生・・・変わってません?」
何も知らない黒川先生が、俺を顔を見つめて首をかしげた。