「まぁ、黒川先生、熱血ッスもんね」
正輝は、黒川先生に向かってにっこりと笑った。
これでもか、と言うほどに。
「そ、そう、ッスね・・・!!」
またはにかんだ黒川先生は、赤く頬を染めながら、正輝から目線をずらしていた。
すると、そこでまたまた職員室のドアが開いた。
「・・・こ、校長先生!?」
ゼェーハァーゼェーハァーいいながらやってきたのは、先ほど電話した校長先生。
失礼だが、もういい歳なのに、走ってきたらしい。
この暑い中。
「正輝、水用意しろ水!」
「ラージャッ!」
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