「あ!美原先生に神田先生に京ぴょん先生!お久しぶり!!」






あーーーーもう。





お前もか。





お前も俺のことを『京ぴょん』と言ってしまうのか!?






「あ、こんにちわ」






にっこりと微笑んだ亜子ちゃんは、また一口コーヒーを飲み込んだ。





亜子ちゃんの笑顔を見て、黒川先生の頬が、少し赤く染まった。





あー、コレ惚れてるな。





一発で分かった。





はにかんだ黒川先生は、職員室に入ってきて、俺たちの近くにたった。





でもやはり、亜子ちゃんの近く。





黒川先生は、この学校に来て、もう4年近くになる。





歳は確か、28だとか。