先生たちの、緊急連絡番号がかかれている。





校長の電話番号は、一番上に書いてあった。






「言うよー」






「おう」






「090-×××...」






プルルルル、と同じ音が耳の中で響いた。






1回目のコールで、「はい」と低い声が聞こえた。







「あっ!えと、3-5担任の篠川ですが・・・校長先生はー・・・」






『あぁ、はい。ちょっと待ってください』







どうやら、息子さんだったらしい。





向こうから、『父さーん。職場の人から電話。篠川さんだって』と言っていた。