「・・・あれ、学校の電話使ってもおっけーなわけ?」





「あぁ・・・そっかぁ・・・」





「いーんじゃなぁい?携帯持ってなかったってことにしよー♪」






お気軽に、たんたんと正輝はしゃべる。






なんでそんな軽く言えるかな。






「ま、ダイジョブ!とにかく伝えることが大切ヨ!」






亜子ちゃんも、正輝につられたのか、どーでもよくなっている。






あー、もうこいつらなんか似てやがる。







「校長の電話番号は?」







「携帯の方でいいよね」







「ん」






職員室の端にかけてある、『電話連絡』とかかれた紙を手に取った。