「おい、早く行くぞ」






荒々しい口調で言われた正輝たちは、数歩先にいた京の元へと走って行った。


















「おー、学校ー」





「・・・前にも来ただろーが」







8月に入って、学校に来る生徒が増えた。






野球部、サッカー部、吹奏楽部、バレー部、などなど。






文系より、運動系の部活動が盛んになっていた。







「職員室、誰かいるかなぁ?」






「さぁな。運動部の顧問の先生たちは来てるだろうけど」







一瞬、黒川先生の顔が頭によぎった。






って何で黒川先生!?