「?おぉ・・・そうか」





首をかしげながら、京はにんまりと笑う亜子を見つめていたのであった。






「あぁ、そうだ。一応止血止血ッ!」






ふと周りを見ると、人だかりでいっぱいだった。






しかも、俺たちなにげに目立ってるし。





あ、俺が血まみれだから?






「ちょっとちょっとちょっとぉ!!」






おばさんの声が聞こえた。






「アンタたち大丈夫かい!?傷の手当てしてやっからこっちおいで!!」





「「「駄菓子屋のおばさん!!」」」





見事に、全員カブッた。