「あぁうん!大丈夫!これくらい・・・でも、京ぴょんの方が・・・」
亜子ちゃんは、痛そうな表情で、京の左頬を見た。
「あぁ、大丈夫。こんなのすぐ治るし」
「でも・・・ホント、よかったぁ・・・♪二人とも殺されなくて」
ほっと安堵を吐いた亜子ちゃんはにっこりと笑った。
「あ、蒼井とあの・・・女の人は?」
「あぁ、えっと、さっき救急車がきて、二人を連れて行きました、付き添って行こうとしたんだけど、蒼井さんが大丈夫だって・・・」
「蒼井が・・・」
アイツ、ほんと気ぃ使いだな・・・。
まぁ、そんな所が蒼井らしいが。
「病院は、確か桜川病院ッ!!」
亜子はいそいで付け足して、京に向かってにっこりと笑った。