「とりあえず、外に出てもらえるかな。あとは警察の方でやるんで・・・」





「あぁ、はいはい」






言われるがまま、旭家を出た。






「まっちゃん!京ぴょん!」






家からでると、涼しい空気が流れてきた。




普段は暑いのだが、あの家の中では、外が涼しい。





そして、いい空気だ。





さっきまで、あの臭い家にいたのが信じられないほど。





「亜子ちゃん」





駆け足で俺たちの元へきたのは亜子ちゃんだった。





あの叔母さんの看病をしていたのか、血まみれだった。





「服・・・大丈夫?」





そう言おうとしたが、先に正輝に言われてしまった。