『ごめんな。』


今すぐ会って香吏奈を思いきり抱き締めたい。


涙を止めれなかったのかすすり泣く声がした。


『香吏奈、受験頑張れよ。受験が終わったらいっぱい遊ぼうな。』


『うん。』


俺たちは電話を切った。