『正直びっくりしたけど私は瞬と別れたりしないよ。もし瞬が車椅子になったら私が車椅子を押して歩いてあげる。もし瞬が話せなくなったらその分私が沢山話しかけてあげる。もううるさいよって思うぐらいにね。』


『香吏奈…。』


『だからそんなことで別れたいとか言わないで。私は瞬がどんな姿になっても一緒にいたいんだもん。』


香吏奈は泣くのを我慢しているのか声が微かに震えていた。