『今の医学では治らないんだって。』 香吏奈は黙ってしまった。 『どう?別れたくなった?俺もう香吏奈と映画見たりすること出来ないんだ。車椅子になってそして寝たきりに。そんな俺なんかより香吏奈良い奴見つけろよ。』 俺は病気のことを話そうとしただけなのにいつの間にか自分から別れ話を持ち出していた。