「ま、気ィ取り直して…さ。
諦めて、新しい恋しなよ。」


「んー。」


諦められる訳無い…。
せっかくの1000円が
台無し。←使った事に台無しだが…



時々思う。

運命なんかあるのか…。

だって恋してる時が一番楽しいもん。

もし運命があるなら…
神様は私を見放してるな。



ゆやはデザートの林檎を一口食べると花子を見つめた。


「…何?

輝いた目で見ても何も出ないよ?」


「違うけど…。

そんなんじゃない!


なんで花子は名前は昔みたいな感じで田舎くさいのにさ!」


「……失礼だよね…、時々アンタは…。」


「姉御肌みたいにキレイでさ、メイクだって完璧!

スタイルだってスラーッてして!?
出てる所はしっかり出てるし!?
美形だし!?

性格は……理想では無いけど…。」


「…うん……。
ゆやの言いたい事は分かった。」


「神様は…、神様は不公平だよ!!」


「そうだね…。

だからお茶飲め。落ちつけ。」


言われた通りにお茶をゆっくり飲む…。

「プハーッ!」

「…アタシなりにアンタは
可愛い妹だと思うけどね…。」



「…ん…。ありがと!

大丈夫!!顔洗ってくる。」

「ん。いってら…。」