「そっか…。」


優の気遣いに嬉しい反面、そんなに前から知っていたなら教えて欲しかったと、ムッとした。


「お前、これからどうすんの?」


「どうするって?」


アタシも優の隣りに寝転ぶ。


夕焼け空にカラスが黒い点となり、落書きしていた。


「だから千草ちゃんと!」

「それはアタシが聞きたいくらいだよ。どうしたらいい?」


横を向くと、優も同じようにアタシの方を向いた。


顔と顔が近い!!



ドキドキしたけど、急に向きを変えるのも意識してるみたいで嫌だったから、そのままの体制でいた。