「いつから…。いつから2人は付き合ってたの?」


心臓も脈も可笑しなリズムで波打っているのがわかる。


「利香と光一が別れてからだよ…。」


千草は開き直ったように言った。


「じゃあ、2人はずっといい感じだったんだね?アタシと付き合ってる時も…。」


強く握った拳に、爪がグイグイ食い込んでいく。

「それは…。」


千草は成宮君の方をチラリと見たけど、成宮君は気づかない。


アタシの中で何かがはじけた。