とりあえず屋上へ続く階段を探し,誰もいない廊下をひたすら歩き回った。 このときのあたしには 窓から燦々とさすお日さまの光も 中庭の緑のにおいも 何も感じられなかった。 あたしにとっては周りの全てがモノクロの世界。