どうしてあたしはここにいるんだろ…
あたしはオレンジジュースをすすりながらユウたちを見回した。
「早くケーキ食おうぜ~」
銀髪の男の子が嬉しそうにフォークを振り回している。
「有馬落ち着けよ。子どもか。こういうのは主役が一番だろ~」
隣にいるユウがそう言ってあたしを見た。
にっこりと笑っているユウも十分子どもっぽいし。
「それでは皆さんご一緒に~
ハッピバースデイ
トゥーユー♪」
学校の近くの喫茶店であたしは初めて誕生日を祝ってもらった。
しかもだいの高校生男子4人に大声で。
そもそもなぜここまできてしまったんだろう。