結局、木下憐はうちのクラスに来た。

できれば、同じクラスにはなりたくなかった。



「おい、咲夜!!」

「んっ?」

「これ借りてたCD。ありがとな。めっちゃ、良かった。」

「だろ。俺の言うのに間違いは無いって!」

「どんだけ、自信過剰なんだよ!!」
いつもの様に淳司と話してる。

誰かと話していても、
満たされない俺がいる。