「絋……。」


私は、絋の顔を見つめた。


もう会えないっていうわけじゃないけど…



やっぱりこういう時って寂しい……。



車のエンジンがかけられ、もう車が走りだそうとしている。



またキュッと胸が苦しくなっていた。