ヤンキー少女の裏の顔


「あさみ~今日から部活あるって♪」


「だから?あたしには、関係ないし」

あたしの名前は
”佐野 あさみ”
今日から高校2年生の生活がはじまる。

始業式が終わって今放課後…


「もう冷たいなぁ。あさみはぁ、まあいつものことだけど。」
この子は友達の
”水野 さき”

あたしに友達は少ないほう

でもさきとは、
中学からの友達?親友?


性格がサバサバしてて付き合いやすかったから。

「絶対部活なんて入らないし!さきは、今年もバレー部?」


「もちろん♪バレーボール一筋だし。あさみも入ろうよ~」


「ヤ~ダね。早く帰るよ!」


「うん♪」

「すご~い!いっぱい部活してる。」


「そうだね。」
早く帰りたい!今日は集会があるのに…

そしたら自然に歩くのが早くなっていた


「あさみ~歩くの早い!」


「佐野!!!!
いいところにきた。
野球部手伝って

お願い!!」


「はぁ!?!?」

あたしを野球部に誘った
この男は
”若宮 たつや”

女子からは注目のまと。
どこがいいのかさっぱりわからん…


「お願い!人数足りなくて1年生との紅白戦なの!」


「あさみ 手伝ってあげなよ♪見てるから」


「ちょっとだけなら…」

なに言ってんだあたし
早く帰りたいのに~

「決定♪じゃあサード守って」
「はいはい」

サードとか打球いっぱい飛んでくんじゃん!!!!!


やべぇ野球久しぶりだぁ…

「2年とかぜってぇ弱いじゃん」

「なんで俺らの相手はレギュラーじゃないだよ。ありえね~」

1年うぜえ…
早く倒したいんだけど

「つーか女いんじゃん!」

「まぢ!?
本当だぁ」


この言葉であたしの中の何かが切れた…


「ねぇ。若宮!
あたしにピッチャーさせて!」


「おまえできんのかよ?」


「あたしに出来ないことは、

ない!!!!!」

言っちゃった
でも1年くらいなら余裕だな

てか制服なんだけど…
まぁいっか♪
よし行くぞ!!

”集合~”
若宮の声で2年の部員が集まってきた


「今日は、佐野が手伝ってくれるって♪
俺が誘ったんだけど…」


「よろしく」

「久しぶりじゃん!佐野」

こいつは可愛い顔してるのに
実はめっちゃ腹黒い…
名前は、
”佐藤かい”

「ところで、1年強いの?」

「知らん…………」

まぁいっか強くても弱くても


「1年始めるぞ~」