「あぁ、目が覚めたのか」

「は、い…っ」



やばいやばいやばい

光の下で見る彼はもっともっと素敵で

目も、心も奪われた。



「こちらへ」

「はい…」



ゆっくりゆっくり進む。

空色のドレスに合わせて履いたパンプスは今までで1番高かった。

慎重に進んで、やっと彼の前に着く。



「名乗るのが遅れた。
 俺はコトネ・アスター」

「あたし、は…桜木 真実です」

「マミ…か」



―ドクンッ