午後1時になったのと同時に
私は部屋のテレビをつける
テレビには椅子に座った綺麗なアナウンサーと蓮が映ってる
『やっぱり実物の方が断然かっこいいですね!!』
って蓮にメロメロなアナウンサー
『いやいや、そんなことないですよ』
『ご結婚されているんですよね?』
『はいっ』
『あ〜奥様が羨ましいです!!
私は…どうですか!?』
どっどうですか!?
何言っちゃってんの!?
『素敵だと思いますよ?』
ニコッって笑う蓮
「「「きゃー」」」」
言葉に
笑顔に
ときめいたんだか知らないけど
アナウンサーからお客さんまでテレビ越しでも分かるすごい悲鳴が聞こえた
今日は最後まで見るって決めてたのに
やっぱり…きゃーきゃー言われることに耐えられなくて私は思わずテレビを切った