それから、星空は俺の腕を肘でつついた。

「それにしても、祐介にこんなかわいい知り合いがいたなんてね。あんたも隅におけないねー」

「ばーか。そんなんじゃねえよ」

「あっ、もしかして、照れてる?」

「照れてないっちゅーの」

 そんなやりとりをしながら、時間が過ぎた。

「さて、じゃあみんなで飯でも食いにいくか?」

 達也が言い、みんな賛成した。俺たちのゴールデンウィークは、こうして過ぎていった。

【第二話終 第三話に続く】