「私、次の時間サボろうかなー」





授業中、リオの後ろで妃が机に顔を埋めている。





「じゃあ私もサボろっかな」





リオは教科書を読むふりをしながら読んでいた本を閉じる。










「図書室でも行く?」



リオの案に妃は嬉しそうに頷いた。