私は母と2人暮らしだけど、母は仕事で毎日帰ってこない。 基本一人暮らしのようなものだった。 ガチャ… リオはマンションのドアの鍵を開けて、悠平を中に入れる。 「かなり綺麗じゃん」 「そうかな…?」 悠平は笑顔で頷いていた。 誰も家に居なくて、物を動かすことがないからあまり散らかりもしない。 「そこらへん、適当に座っててー」 リオがキッチンに入っていくと、悠平はソファに腰をおろした。