「…千紗に告白された?」 波の音でたまに互いの声がかき消される。 「…されたといえば…されたかな」 「千紗絶対、悠平の事好きだよ」 リオは唇を尖らせて拗ねながら言った。 「さっきも言ったじゃん、俺がスキなのはリオだって」 何回も『スキ』と言われることに抵抗が無くなり キミの甘くて心地いい『スキ』に癖になってしまいそうだった―…