私たちはいつの間にか、浜辺に座っていた。 「リオ」 「…な、何?」 悠平が突然真剣な顔をしてこっちを向いてきた。 私声裏返ってるし…… 「この前、付き合いたいって言ったじゃん?」 リオは小さくコクン、と頷いた。 「…リオは?」 「わ…私?!」 「うん。返事、聞かせて欲しくて」 波が浜に打ち付けていて、私の返事を急かしているようにも聞こえた。