「妃っ!」 リオの叫び声に妃がサングラスを外した。 「どうしたのー?」 妃が不思議そうな顔で首をかしげた。 リオは妃の隣に座ると 「じ…自分から悠平の手握っちゃった…」 と言って膝に顔を埋めた。 「へー…もうそこまで進展があったんだ♪」 「妃、面白そうに言わないでよー…」 妃はクスクスと笑った。 「でも、これで分かったでしょ?リオは悠平クンが好きなんじゃない?」 妃の言葉に、リオの体が硬直した。