海には更衣室も用意してあって、撮影の衣装はそこで着替える事になった。





「おはよ」



悠平が眩しい笑顔で微笑みかけてくる。





「あ…うん。おはよ」




リオは少し照れたような笑みを浮かべると、更衣室に走っていった。





「ねぇ、悠平クン」




リオの後ろに立っていた妃がニッコリと呼びかける。




「何?」





「今日の夜もう1回、告白するの?」






悠平は答えずに、困ったように微笑んだ。






「撮影始めるよー」






スタッフの声がすると、悠平は撮影の場所へ戻ってしまった。





「やれやれ…」




妃が軽くため息をついた。