「…リオー？食べないの？」




リオの目の前で、妃が箸を左右に動かす。




「んー…食べてるよー…ホラ…」





リオは箸を手に持ち、かじる。



「いやいやいや！それ箸だから！」





妃はリオの手から箸を奪った。






そして、何か適当なものをつまみ口まで運んであげた。




「あ…うまっ！」




行き成り覚醒したようにリオは箸を持って少しずつ食べだす。







「リオー」





後ろからする声に振り向くと、




「…悠平、近いから」





目の前に悠平の顔があった。