妃は濡れている髪の毛をタオルで拭きながらリオの元へ行った。







リオはすでに熟睡していたが、






「…泣いてたんだ……」





妃は切なそうに言うと、リオの隣に寝転んだ。







「…リオってば、鈍すぎなんだよ」






妃は小さく笑って、寝息をたてた。