リオは露骨に嫌な顔して、自販機のボタンを押した。 ガタン。 片手でペットボトルの水を取り出した。 「何、そんな嫌だったの?」 後ろから、イスに座っている悠平がきく。 リオはジロッ、と悠平を見てから 「…あんなのが表紙とか、私外歩けないじゃん」 と言って、水を飲み始めた。 最悪。 私がキスされたなんて、クールなイメージ壊れるし…。