その後の放課後になるまで、妃は戻ってこなかった。 「ドコ行ってたの?」 「んー?捜査に決ってるじゃん」 そう言って小さい紙を見せてきた。 「何これ…地図?」 「そ、これが燈織の住んでいる場所までの道のり」 2人は顔を見合わせて、燈織の家まで行く事を決めた。 ちなみに、地図は『燈織』のクラスメイトの男子に教えてもらったらしい。 多分、妃の事だから笑顔で悩殺したに違いない。