「お見合いの話は俺がちゃんと話しつけてくるから…だからリオ、待っててくれない?」
唇が離れた後に悠平がそう言って悲しそうに微笑んだ。
「…いつまで?」
「ごめん、分かんない」
―だって、期限がないと私だって諦めちゃうのに…
「じゃあ…1ヶ月!俺、絶対頑張るから」
そう言って悠平がリオを立たせて強く抱きしめた。
「…うんっ」
私は笑顔で頷くと、知らぬ間に目から頬を伝っている滴に気づいた。
―泣くな、私。
悠平の気持ちも分かったんだから
頑張らなくちゃ――…
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