「…何してるの?」 リオはさっきと変わらないペースで近づいていく。 「何って…リオ待ってた」 悠平のその言葉に私は何となく重さを感じた。 ―分かってたのに… 今日で私は悠平の彼女じゃなくなっちゃうことぐらい… 「…とりあえず、中入らない?外、暑すぎだから」 私がそう言うと悠平も同意して、2人でスタジオ内に入っていった。