キーンコーン―… 放課後、リオは悠平のクラスに訪れていた。 まわりの視線はあまり気にせずに視線を動かす。 「…いない……」 小さくため息をつくとリオは鞄を抱えて靴箱に向かっていった。 「―…付き合ってください!」 靴箱に上履を入れたと同時に、中庭から可愛らしい声が響いた。