「じゃあさ、なんでメアド交換したんだよ?」


この人を馬鹿にしたような眼。


ちくしょー。ムカつく。



「別にいいじゃん。」


アタシは和樹から目を逸らした。


目を合わせていたら


全部見透かされてしまいそうだった。



「別に隠さなくていいじゃん。

     俺だって保健室の岩野とやったぜ?」



そう言ってアタシと目を合わせてきた。


和樹の力強い目。


お~っと。そんな目しても絶対吐かないぞ!



「そんな事するのはあんたくらいよ」



そう言って早足でアタシは家に帰った。