「いいですよ。明日の学校帰りでもいいですか?」


「ありがとうございます」

レオは内心、

“無防備な娘だ”

と思ったのだ。



翌日の放課後


私は匡と栞に、用が有るから、と告げて先に出た。


レオ様とは駅で待ち合わせた。


「すみません、遅くなりました」


私が行くと既に待っていた。


「いや、悪いね。本当はリオと帰るはずだったんだろ?」


「いえ、そんなことないです。それより、アテナさんへのプレゼント、どんなのにするんですか?」