「いひひ〜♪驚いたぁ?(笑)」
『驚いたっつーか、痛いよ!声かけるならもっと優しく声かけろよ!!』
一応怒ってるつもりなのに、
ドッキリに成功した茜は、
満足したように笑っている。
茜には何言っても無駄だよな…
諦めた感じで、
小さくため息をついた。
『茜、友達は?』
「えっ?なんで知ってるの?」
『あー、さっきファーストフードにいるの見たからさ』
「見てたの?!」
『いや、見てたってほどじゃないよ。立ち読みしてたし…』
「ふーん…」
俺の言葉を聞いた茜は、
空を見るようにして、
なんか考えているようだった。